イベント

近畿アンリミテッド・パラ陸上(ナイター)を応援しよう!

日本国内では初のパラ陸上「ナイター競技会」。
今回はナイター大会を開催する近畿パラ陸上競技協会の
北林直哉理事長にインタビューしてきました。


障がい者スポーツについてお聞かせください。

北林 障がい者スポーツは種別・程度で分けられるクラス分けというシステムがあります。障がい者スポーツ独特のシステムが返って、障がい者のスポーツ事情を特別なものへと意識させてしまっているのではないか?ということは考えたりしています。今後の課題の一つかもしれませんね。

たしかにクラス分けが多く躊躇するかもしれないですね。パラ競技者と活動施設についてはどうでしょうか?

北林 パラ競技者はトップ選手でさえも、一般者(健常者)のトップ選手と比べると不自由さを感じています。ほとんどのパラ競技選手は、自由にトレーニングできる施設や場所を転々と探してまわっているのが現状です。

練習場を探すのも大変なんですね。打開策はあるのですか?

北林 パラ競技者のクラス分けのシステムと施設利用についての問題点を挙げましたが、それらの打開策としては、障がい者スポーツを身近に感じることができる取り組みが不可欠だということです。
しかし、テレビなどの映像では実体験にならないので肌感覚で知ることはできません。そこが、身近に感じられない理由の一つでもあります。
 そこで身近に感じてもらうために、「近畿アンリミテッド・パラ陸上」のように、障がいのある・なしに関わらず、同じ土俵で戦うことで、ハンデの存在を知ることができ、逆に、障がい者のパフォーマンスの凄さに驚くこともあるはずです。そして、一緒に競技をすることで、頭ではなく、肌感覚でわかる。このような取り組みが、規模はともかく、どこでもできることが大事な要素だと考えています。

肌感覚で感じることが大事なんですね。お話の中に出てきた「近畿アンリミテッド・パラ陸上」について詳しくお尋ねします。まず、なぜ今年パラ陸上を開催しようと思ったのですか?

北林 平成25年から近畿で地元選手の活躍できる大会が減少し、競技選手の数も減少傾向となりました。そんな中、リオパラリンピックでは、メダル獲得数では一定の評価はできますが、金メダルは1つも獲得できませんでした。
 次の2020年東京オリンピックでは、自国開催ということもあり、金メダルを!と各競技団体は選手の発掘・育成・強化を進めています。しかし、現状の障がい者大会だけを見ていては到底追いつけないスピード感だと感じます。
 そんな想いを抱く中、近畿パラ陸上競技協会主催で、広く認知してもらえる大会ができないだろうかと検討してきました。そこでたどり着いた答えが、今回8月4日に開催する「近畿アンリミテッド・パラ陸上(ナイター)」です。

今回は障がい者の方だけでなく、一般者(健常者)も一緒に競技参加ができるんですよね?どうしてですか?

北林 はい。他者との比較ではなく、アスリートとして自分自身と向き合い、高みを目指していけるような大会にしたかったからです。

自分とその能力を信じ高めていくわけですね!

北林 そうです。この「近畿アンリミテッド・パラ陸上」から伝え、学び、そして、障がい者を取り巻く環境を障がいのない方々が身近に感じられるようにする。
ですので大会名に「アンリミテッド=無制限」と入れました。人とのつながり、自分の能力も想いも無制限に広がるんだと。そんな想いがこの大会にあります。
 まずは第1回、そして、これを継続できるようにすることが最も重要なことだと考えています。
今回の発想と取り組みは、国内初の試みです。もちろん、ナイターでの開催も初となります。将来的には、どの競技会においても、一緒にできる環境が整うことをこの大会が起爆剤となって広まっていくことを夢見ています。

近畿パラ陸上競技協会 理事長
北林 直哉
1969年神戸市生まれ。兵庫県立社高等学校から大阪体育大学へ。卒業後、高校教員を経験し現職に至る。芦屋大学、大阪産業大学、大阪国際福祉専門学校非常勤講師。障がい者スポーツ/アダプテッドスポーツについて講義。SFTジンバブエ派遣、シドニーパラ代表コーチ、障がい者スポーツ医科学研究、全国障がい者スポーツ大会新種目考案など。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 保護犬・保護猫お見合い場所
PAGE TOP